子作りに欠かせない精子ですが、
精子にも鮮度、寿命があります。
精子の生存期間は3日間。
精巣を出て、射精されずに精管内に長くとどまっていると、
運動率の低下、奇形率の上昇につながるそうです。
男性不妊検査の場合、精液検査と呼ばれる検査があります。
精子を顕微鏡で見て、数や奇形率、運動率を調べます。
男性不妊症の人は、運動率が低かったり、精子の数が少なかったり、
奇形率が大きいという特徴があります。
それが原因で、子作りをしても、精子が卵子まで
到達できない確率が高いわけです。
精子にも鮮度、寿命があるので、
1週間に1回は射精したほうが、いい精子に交換できるわけです。
また、精子はためてから出したほうが
妊娠しやすいのではないかと言われていますが、これは間違いです。
精子は射精のときに老化が始まるのではなく、
精巣から出ると、老化が始まってしまいます。
なので、ずっとためておくと、老化した精子で子作りをすることになります。
これでは、妊娠しにくくなります。
さすがに毎日射精していると、あれですが、
定期的に射精するようにしたほうが、老化していない元気な精子で
子作りに励めるようになります。
こういうことも正しい知識として、
頭に入れておくと妊娠率がアップしますよ。